中高生への想いから始めた
教育への道。
大学では法学部に在籍し、政治原論のゼミに所属していました。担当教授はイギリスの政党政治を研究していましたが、ゼミ活動では選挙分析が主なテーマで、とても充実した時間を過ごしました。実際の衆議院議員選挙のデータを用い、20世紀初頭の古典的な理論から最新の統計学まで、さまざまな手法を駆使して選挙を分析し、その成果を議論することで学びを深めました。
また、学生時代には家庭教師のアルバイトをしており、そこで多くの中高生が非効率な勉強に陥っている姿を目の当たりにしました。勉強法を誤っているせいで努力が成果につながらない生徒たちに、自分の知識やノウハウを活かし、少しでも役立ちたいという想いが芽生えたことが、教育業界に進むきっかけとなりました。そういった建前がある一方で、本音としては早起きが苦手だったという理由も少しあります。
新規事業が育んだ経営視点。
前職では新規事業の立ち上げを任され、自由に取り組む機会をいただいたことで、経営的な視点を養うことができました。最初はわからないことだらけで、書籍や論文を片っ端から調べ、知識を深める努力を続けました。少人数のチームでのスタートだったため、業務効率化の重要性を痛感し、いわゆるDX的な手法にも興味を持ち、自ら取り入れることで一定の成果を上げることができました。
さらに、指導教科である英語に関しても力をつけることができました。大学時代には教授に厳しく指摘されていた英語も、今では多少改善されていると自負しています。このように、学び続けながら幅広いスキルを身につけることができたのは、新規事業に取り組んだ経験があったからだと感じています。